先日、地域の「認知症サポーター養成講座」を受講してきました。
受講の証としていただいたカード。この講座、ただの知識学習だと思って参加したのですが、終わってみれば「人として一番大切なこと」を再確認する、とても深い時間になりました。
今回は、講座で学んだ衝撃的なデータと、私が一番ハッとした「心のあり方」についてシェアしたいと思います。
他人事ではない「認知症」のリアルな数字
まず驚いたのは、現在、全国で1500万人もの人がこの講座を受けているということです(キャラバン・メイト含む)。それだけ、社会全体で支える必要がある課題なんですね。
講義の中で示されたデータは、正直衝撃的でした。
【加齢による有病率】
- 80歳~84歳:22.4%
- 90歳以上:64.2%
さらに、糖尿病を患っている人は発症リスクが2倍になるというお話もありました。
90歳を超えれば、半数以上の方が認知症になる時代。
つまり、これは特別な病気ではなく、長生きすれば「誰もがなりうるもの」なのです。
「自分だけは大丈夫」なんてことはありません。自分たちもいつなってもおかしくない。だからこそ、誰かがなった時に支え合える街づくりや、今のうちから自分の考え方を変えていくことが大事だと痛感しました。
認知症サポーターの本当の役割
では、認知症サポーターとは何をする人なのでしょうか?
特別な介護技術を持つ人のことではありません。定義としては、「認知症の方が、住み慣れた家で自分らしく生きるために必要な応援者」のことです。
地域で暮らす認知症の方やそのご家族を、温かく見守る。その「眼差し」があるだけで、救われる人がたくさんいます。
一番の学びは「当たり前の優しさ」
今回の講座で、私が最も心を動かされたのは、認知症の方への「対応」について学んだ時でした。
講師の方は、対応の基本として以下のように教えてくれました。
- 驚かせない
- 急がせない
- 自尊心を傷つけない
- やさしく、ゆっくりと話す
- 穏やかに、はっきりとした口調で伝える
これを聞いた時、私はハッとしました。
「これって、認知症の方だから特別にすることだろうか?」と。
相手の話をゆっくり聞く。穏やかに話す。相手を尊重する。
これは、認知症であろうとなかろうと、人として他者と関わる上で、とても大事で「当たり前」のことではないでしょうか。
認知症ケアの基本は、
人間関係の基本そのものでした。
忙しい日常の中で、つい早口になったり、相手を急かしたりしてしまいがちですが、この講座を通して「人としての原点」に立ち返れた気がします。
今日いただいたカードをお守りにして、街の中でも、普段の生活でも、この「当たり前の優しさ」を大切にしていきたいです。
もし皆さんの地域でも開催されていたら、ぜひ受けてみてください。きっと、優しい気持ちになれるはずです。

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